/coloringβについて【検証・考察】
21/08/11のアップデートで実装された/coloringαの後継機能である/coloringβ。
現在の色が確認できたりシミュレーション時微調整がしやすくなったりと、概ね機能強化である一方、色を表す数値がWEB版を踏襲していた今までの方式から一新され以前のものに慣れているとなかなかに癖があるので色々まとめていきます。
以下今までの色を表す数値にをα仕様、8/11アプデ以降をβ仕様と呼称します。
まず今までのα仕様の特徴についてまとめます。
- 各リヴリーのデフォルトカラーをR0G0B0とする
- RGBそれぞれ±255の511段階の組み合わせでリヴリーの色を表す
- 数値上は変化しているが見た目上一切の変化のない範囲、遊びが存在する
- 画像上のRGB値との関係性→デフォルトカラーの値からの差が数値化されている
- 開いたときに表示されるのはデフォルトカラー
次に今回実装されたβ仕様の特徴はこちら。
- 各リヴリー色が変化する下限値をR0G0B0とする
- 上限値はリヴリーごとに、RGBそれぞれも異なる
- 画像上のRGB値との関係性→色変化のある部位のなかで最も明るい箇所の値がそのまま対応
- 開いたときに表示されるのは現在の色 デフォルトカラーは"初期の体色"で見られる
反映部位にリヴリーごとの違いはあるものの、見た目のRGB値とリヴリーのRGB値が一致したことによりRGBに馴染みのある人はより直観的に色が変えられるようになったのではないかと思います。
…モモスとグレムリンは例外で厳密には対応する部位がないのですがそこはまあご愛嬌で。
またRGBに馴染みのない人でもWEB色見本 原色大辞典等のサービスを用いて好みの色のRGB値を確認し、その値をそのままリヴリーの色変えに利用することができるのでシミュレーターでうまく色が作れなくて悩むことは減るのではないかと思います。
各リヴリーのRGB上限値はこちら
Red | Green | Blue | |
---|---|---|---|
ピグミー | 255 | 275 | 255 |
コルヌレプス | 389 | 350 | 345 |
モモス | 325 | 387 | 262 |
ブラックドッグ | 264 | 256 | 295 |
ツノリムル | 424 | 294 | 306 |
パキケ | 278 | 299 | 279 |
オーガ | 328 | 293 | 343 |
ネオピグミー | 255 | 278 | 276 |
ソニモグリ | 265 | 305 | 255 |
ワタメ | 276 | 277 | 285 |
グレムリン | 255 | 309 | 268 |
ツノリムルのR424がぶっちぎりで最高値ですね…また合計値ではコルヌレプスが1084でトップです。ツノリムルも1000超えてるので仮に1000族とでも呼称しましょうか。はたして今後1000族は増えるのか。
値が255に近いリヴリーほど色変化の仕方の異なる部位の少ないリヴリーです。ピグミーなんかは影色がG+20なだけでとてもわかりやすいですね。
ここからは蛇足ですが、今回の仕様変更によりココネ版リヴリーは少なくともネオベルミンの色引継ぎ機能が実装された時点から内部的にはこのβ仕様の数値を利用していたのではないかと推測できます。
コルヌレプス、ツノリムルのネオベルミン色引継ぎに関して思ってた部位と別の箇所に元の色が反映されるということが起きていましたが(なおツノリムルに関してはこれとは別にデフォルトカラーになったというバグの報告があります)、いずれも反映される部位はそのリヴリーの最も色の明るい箇所であるという共通点があります。
この箇所とはβ仕様における0から徐々に数値を増やしていったときに最初に色変化が現れる部位です。上に記した通り、β仕様においては全てのリヴリーは下限値がR0G0B0になるようになっています。
今まではプラスマイナスを用いて色を表現する相対値であったのでプレイヤーは何となく最も面積の広い箇所を基準に考え数値を見ていましたが、実際の画像の色と完全にリンクした絶対値のβ仕様で処理されていたから違和感を感じるという状況になったと言えます。
実際、WEB版のリヴリーではネオベルミンでα仕様と同様の相対値が引き継がれるため元の種類と変化後の種類の組み合わせによっては値は変わってないが見た目の色は全く異なったものになる、という仕様でした。
今回のアプデによりWEB版から続くリヴリーらしさが少し失われたと感じる人もいるかもしれませんが、色変えがより気軽に直観的にできるようになり、また気に入った色をネオベルミン使用時に引き継ぎやすくなったことはいいことだと思います。
もっともおしえて板を見る限り、元々RGBに馴染みのない人にはβ仕様の値でも直観的とは言い難くまだまだハードルが高いようですが、そこは是非この機会に覚えていただきたいなと思います(笑)